野菜海藻類の食物繊維で血中コレステロール値を調整
野菜や海藻類などには、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には大きく分けて
- 1、水に溶けない不溶性食物繊維
- 2、水に溶ける水溶性食物繊維
の2種類があり、おのおの異なる働きを持っています。
不溶性食物繊維
例えば、不溶性食物繊維は、水分を吸収して膨れる性質があると同時に消化されにくく、満腹考えられやすいという効用があります。
また、不溶性食物繊維を多く含む食品は噛み応えがあります。
よく噛まなくてはならないため、過食の原因となる早食いの防止につながります。
このようなことから、不溶性は肥満予防・改善の一助となる成分と考えられています。
水溶性食物繊維
一方、水溶性食物繊維を多く含む食品は不溶性のような噛みごたえはなく、ヌルヌルしています。
ヌルヌルするのは食品中の水分を抱き込んでゼリー状になるためです。
この水溶性食物繊維は、血液をドロドロにするコレステロールや糖質の腸からの吸収を妨げる働きが利ます。
また、水溶性食物繊維には便への胆汁酸の排泄量を増やす働きもあります。
胆汁酸は肝臓で作られる胆汁の主成分で、コレステロールを原料にして作られます。
この胆汁酸の排泄量が増えるということは、その分コレステロールが使われる、つまり減少につながると考えられのです。
以上のことから、水溶性食物繊維には高血糖や高脂血症の予防効果が期待されています。
食物繊維を取る基準は、1日20〜25g。野菜なら300g、果物なら200g、イモ類なら100gが目安です。
不足しがちな食物繊維をサプリメントで補いすぎると、ミネラルも排出して支障がでるため、ゆでる、蒸すといった調理法で、なるべく普段の食事から多く摂取するようにします。
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